『サザエさん』の時代設定って、現代より一昔前の印象があるけど、実際は昭和なの?平成なの?と疑問に思うことがありますよね。
そんな『サザエさん』に折りたたみ式の携帯(ガラケー)が登場したことで、ネット上がザワつきました。
調べたところ、『サザエさん』に折りたたみ式の携帯が登場したのは1度だけのようです。波平が携帯でメールのやり方などを教えてもらいチヤホヤされるも、携帯なんて持たなくても今のままで良いや!というようなオチだったようです。
ガラケーがあるってことは2000年以降ってこと?でも家では黒電話を使ってるよね?
携帯の登場により、ちょっとおかしいなと思っていた時代設定がかなりおかしいと思わずにいられなくなってしまいました。
そんな『サザエさん』のおかしい時代設定について調べてみました!
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サザエさんの時代設定がおかしいと思う理由
サザエさんたちの暮らしから、今の時代とのギャップにはすぐ気づきます。
まず気になるのはサザエさんの家の黒電話です。カツオの友達の家や外出先からの電話のやりとりのシーンで黒電話やダイヤル式の電話が度々登場します。
黒電話やダイヤル式の電話というと、昭和を代表するモノのイメージで今ではもう見かけませんよね。サザエさんでしか見たことがないという人もいるのでは…。
黒電話があるから昭和なのかしらと思って安心していると、なんと波平とマスオさんの会社には薄型のプッシュホンがあるんです!
昭和の終わりに生まれた私は、この薄型のプッシュホンがいちばん馴染み深いです。薄型のプッシュホンが使われはじめたのは1980年代後半のようで、昭和60年ごろ。
もうすぐ平成に変わる頃だけど、折りたたみ式の携帯電話が使われ始めるのは2000年以降なんですよね。
なんでそんなにおかしいことになってしまっているのかますます分からなくなってきました。
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サザエさんの時代設定はいつなのか
そもそも『サザエさん』に時代設定はあるのでしょうか。
まず原作の漫画『サザエさん』が連載されはじめたのは昭和21年。それから連載の終わる昭和49年まで、28年間当時の時事ネタを盛り込む作風で親しまれていました。
その後、アニメの『サザエさん』は1969年(昭和44年)にスタートしました。
『サザエさん』といえば日常のドタバタエピソードや季節イベントネタや勘違いネタが鉄板ですが、原作のように時事ネタを取り入れて、万博やオリンピックを見に行く回も多く放送されています。
私が思うに、アニメの『サザエさん』の世界観はじわじわと長い年月をかけて時代を反映していき現在の昭和〜平成はじめのテイストになったんだと思います。
平成の中頃までは時事ネタや”今流行っていること”を取り込んでも、そこまでサザエさんたちと実際の時代のライフスタイルに大きな差がなかったのに、この10数年で大きく差がつきすぎてしまった。
なので現代の時事ネタを取り上げると、観ている人は混乱してしまうんですよね。
スマホすら持っていないと思っていたキャラクターたちが、急にスカイツリーを眺めたりしだすんです。すんなり受け入れられる人の方が少ない気がします。
でもそのおかしさって、もはや『サザエさん』でしか味わえないのかもしれません。『サザエさん』にはこの際もっと積極的に今流行っている事を取り上げていってほしいです。
カツオがiPhoneを買ってもらうためにテストを頑張る回とか、ワカメちゃんがプリクラにハマる回とか、三河屋のサブちゃんが置き配でトラブル回とか。考えただけでわくわくしませんか。
それでも結局は、携帯を持った波平のように、「今のままで良いや」で終わる。時代はあたりまえに便利になったけれど、サザエさんたちの過ごす世界では不便なことが人と人を繋げています。
私は便利な時代から不便な時代へ戻るのはもう難しいけれど、『サザエさん』を見た時だけは、そんな時代も案外悪くなかったかもな…と思い出したい。『サザエさん』ってそんな力があるから今も愛されているのだと思います。
まとめ
以上、サザエさんさんの時代設定はいったいいつなのか?
についてまとめました。
私の考えとしては、長い年月をかけて今の現在の昭和〜平成はじめのテイストになったのだと思います。
今後も昭和の雰囲気を出しながらも令和時代ならではのアイテムの登場が出てくるかもしれませんね。
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