シン・仮面ライダーの髪の毛が見える！賛否両論のファンの意見とは？

「これが『シン・仮面ライダー』かぁ。ん？仮面から髪が出てる…」

『シン・仮面ライダー』のデザインが公開され、旧作との比較をするファンが出てきました。

庵野秀明監督による、過去の作品を踏襲しようとする行為は大変喜ばしいことに思えますが、髪の毛が見えることに違和感があるファンもいるようです。

今回は、『シン・仮面ライダー』のデザインに見られる髪の毛について話していきます。

シン・仮面ライダーの髪の毛が見える！その理由は？

『シン・仮面ライダー』の髪の毛が見える理由は、初期の作品へのリスペクトと言えます。

映画.comの2021年9月30日に掲載された記者会見で、庵野秀明監督は50年前のイメージを踏襲して今の人々が見ても面白い新しいものを作りたい、ノスタルジーは捨てたくないということを述べています。

庵野監督自身も、50年前に見た『仮面ライダー』に感銘を受けたことがよく分かります。

1971年に放送された初代『仮面ライダー』では、後ろの髪の毛がはみ出ているのがよく分かります。

初代『仮面ライダー』の粗雑さから、当時の製作者がどれほど撮影に奮闘して試行錯誤を繰り返していたのかうかがえます。

当時の製作技術が今よりも整っていなかったというのもあるかもしれません。

ただ見方を変えれば、髪を出すようなビジュアルは『仮面ライダー』の特長と言えるのかもしれません。

『シン・仮面ライダー』で髪の毛が見えることに、ファンの間では賛否両論あるようです。

ここで、Twitterや掲示板などから、『シン・仮面ライダー』の髪の毛が見えることへの、賛成派と反対派のそれぞれの感想を見ていきます。

【賛成派】
● 初期の作品をリスペクトしてくれるのは嬉しい
● 旧作が好きな大人には過去を思い出してくれる
● 仮面を被るのだったら、髪が出るのは当たり前
● 髪の毛が見えるのは、シブい
● 後ろ髪出てるの気にならない

『シン・仮面ライダー』は、変身後の醜い顔を隠すために、仮面を被っているという設定なのだそうです。

設定通りにいくのなら髪の毛が出ているのは当たり前だ、と主張しているファンもいます。

【反対派】
● 旧作よりもハッキリと後ろ髪を出しているのはよくない
● 公式で髪の毛出しているの？
● ダサいって言いたくなるのも分かる
● 旧作の放送事故を露骨に再現しているようなもの
● オタクのこだわりが悪い方向に進んでしまったような感じ

仮面ライダーシリーズを今まで見てきたファンにとっては、そこまで再現するのはいかがなものなのか、と感じている人も少なくないようですね。

ちなみに、庵野秀明監督が担当した『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』でも、高評価の感想を言う視聴者がいましたが、一方でビジュアルなどに関して疑問を抱く視聴者もいたようです。

2023年3月に公開される『シン・仮面ライダー』はいったいどのような作品になるのか。

作品自体が、吉と出るか凶と出るか。

どうなるか分かりませんね。

ファンであったら、『シン・仮面ライダー』のビジュアルに賛否両論あるかもしれません。

髪の毛問題だけではなく、主人公・本郷猛が乗るバイクのデザインにも賛否両論あるそうで、いろいろとファンの好みに分かれるのではないかと考えられます。

時代が変わるとともにキャラクターやストーリーも変わるかもしれませんし、時代性に合わせた新しい作品になることも否めません。

ファン全員に納得のいくような作品にするのは、クリエイターとして難しいと言わざるをえません。

庵野秀明監督の腕に託して、大人も子どもも楽しめるような素晴らしい作品になることを期待しましょう。